お客様の声

2016.02.16

医療法人 矢尾板記念会様,
社会福祉法人 日光福栄会様

医療法人矢尾板記念会様,社会福祉法人日光福栄会様

voice_3_1voice_3_2

細部にわたる介護サービスの観点に基づいた提案


1981年、当時の今市市にて「見龍堂医院」を開院。その後規模の拡大に伴い1989年に医療法人矢尾板記念会を設立し、これまでに有床診療所・介護老人保健施設・グループホーム・デイサービスなどの運営を行ってきています。さらに2008年には社会福祉法人日光福栄会を設立し、特別養護老人ホーム3施設を運営しています。医療法人・社会福祉法人併せて、地域に根づいた医療・介護サービスを総合的に手掛けております。

福祉開発研究所さんとの出会いは2003年に開設した老人保健施設「見龍堂メディケアユニッツ」の設計時にまで遡ります。当時、老人保健施設の計画では認知症対応として、回廊になっている事などが一般的に求められていましたが、居住空間としては不自然なつくりと感じていました。「医療から介護のすべてを網羅できる地域施設」を目指していた私たちにとって理想との食い違いも大きく、なかなか納得のいく計画案や設計事務所と出会えませんでした。そのような中、ひときわ秀逸だったのが福祉開発研究所さんの計画案でした。建築の知識はもちろんですが、介護と医療の知識の深さが伺えるレベルの高いものでした。入居者様の立場に立った設計であることは当然ですが、介護・医療に携わる職員側の目線に立った工夫も多く見られ、「やっと理想の施設が建てられる」とお願いする事にしました。
福祉の開発と名乗るだけあり、こちら側の意図をスムーズに理解しきちんと対応してもらえました。例えばお風呂では「車いすでの移動を考慮した場合の可動域」「浴槽の安全な深さや手摺配置」のみならず「カーテンの取り付け位置を右にするか左にするか」等、こちらが気付かなかった点にも指摘や意見があり細部にわたる介護サービスの観点に基づいた提案がありました。

その後、事業拡大に伴う施設整備のたびに設計をお願いし、2014年に開設した特別養護老人ホームで依頼した施設は計4施設となっています。
施設を実際に利用してから生じる改善点にもきちんと対応してもらえ助かっています。建物の断熱材についても当初は内断熱でしたが、近年の建物は設計提案で外断熱にしました。その結果、機器の数量減や空調費の大幅なコストダウンにも繋がっています。

現在も次なる施設の新設に向けて計画を進めているところです。常に進化する新しい建設技術などを織り込みながらの提案に、施設完成が今から楽しみです。


btn_pagetop
©2016 Social welfare Research Corporation, Inc. All Rights Reserved.